来間島の古老から聞いた話
島の古老らから聞いた戦争体験4
市内中心地にあるとある商店。
レジにいつもちょこんと座っているおじいは95歳
フィリピンでの戦争体験をお話しくださいました。
二十歳で終戦して、3年して帰ってきたよ
最初はオキナワジマにおってから、フィリピンに行ったよ
それで生きて帰ってきた
フィリピンには最後までいたよ、
私なんかは上におったから。
フィリピンで、
後ろの山があったから、逃げろと、山に登ったんだが、
残念に思う
爆弾が落ちてくるからと知らされて逃げたんだよ
一人、もうこれが最後って思ったんだろうね
和装に着替えたんだよ
その人の奥さんがさ。
向こうが安全と思って行っていたんじゃなかな
黄色でピカピカしていたよ、綺麗であったさ
持ってきていたんだな、フィリピンまで
箪笥の一番下から出して、着て逃げたよ
もう最後って思ったんだな
今でも忘れられんさ
可哀そうだったよ
小さい畦道を行って、
その時ど~んと音がしてみたら、
爆弾が落ちて、
首をびやっと切られていて
あがい、可哀そう
山につく前に死んでしまったよ
あれが忘れられない
だから、戦争はダメだって

おじいは、戦争ご終わって3年目で帰ったと言います。
その頃を「配給時代」と言っていました。
会社勤めをし、そこではモチ粉やメリケン粉を粉にする仕事をしていたそうで、
そのノウハウを生かし、10年後に独立し、お店を始めたそうです。
いつもお店にお邪魔すると、ニコニコと迎えてくださるおじいの壮絶な体験に心が痛みます。
明日は6月23日
慰霊の日です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
|
|
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。